アイデアを生み出すための〜学びの三要素〜
アイデアを生み出すための学びの三要素
僕は日々いろいろなアイデアを思いつきます。1時間くらい事業の相談にのれば、何百万円、何千万円、何億円の価値を生み出すかもしれないクリティカルなアイデアを出すこともあります。全く出ないこともありますが。何も相談にのっている1時間だけ必死で頑張っているわけではありません。アイデアを生み出す方法はパズルのようなものだと僕は考えています。
普通のパズルと違うのは完成する絵が決められていないこと、使うピースは自分で集めてこないといけないということです。
アイデアを生み出すためには、日々パズルのピースを集めることが必要です。ピースを集めるために僕が学びの三要素としているものは「本を読むこと」「人と出会うこと」「旅をすること」です。
〜本を読むこと〜
本は最も効率の良い学びです。その分野の一流の人がエッセンスを詰め込んだものが本です。本を書かれたことがある人はわかると思いますが、一冊の本を書くためにはかなりの労力が必要となってきます。そんなエッセンスがわずか1500円で手に入るわけです。
僕は平均すると年間100〜150冊くらいの本を読んでいます。会社の壁は本棚になっており、2000冊くらいの本が置いてあります。「こんなに本を読んで、どこに何が書いてあったか覚えているんですか」と聞かれることもありますが、全部覚える必要なんてまったくありません。
むしろ、そこから得たものをピースとして使える形に加工して、何かあった時に取り出せるようにしておくことです。そういえば、あの業界でこんなケースがあったなという情報を、他の業界でも使える要素としてピースにしておかないと使いにくくなってしまいます。
〜人と出会うこと〜
次に人と出会うこと。なるべく自分と違う職業の人、違う考えを持った人、違う経験をしてきた人と出会うことです。同じ環境で同じような人とだけ出会っていては新しい要素を蓄積することはできません。違和感を感じる、何を言っているかわからないという人とも出会い、話を聞くことです。そうすれば、その人のこれまでの経験を交換することができます。また、その人の蓄積しているピースを把握しておくことも重要です。自分が持っていないピースを持っている人と良い関係を築いて、いつでもそのピースを借りることができるようになれば、使えるピースが広がります。
〜旅をすること〜
最後に旅をすることです。これはいろいろな経験をするという意味です。できるだけ、自分の常識を取り払ってくれるような経験をすることが重要です。僕のお勧めは海外の一人旅。パッケージ旅行だと旅行会社の常識の範囲でしか得られるものはありません。海外を一人で旅をすると、自分の常識では考えられないことが起こります。
僕は3人の娘がいますが、小学校に行く前に一人ずつ、インドネシアやフィリピンなど東南アジアの国を二人で旅行しました。現地の同世代の友達と触れ合って、毎日食べ物があること、きれいな家に住めること、学校に行くことができることが、決して当たり前ではないということを伝えたかったからです。伝わったかはわかりません。
さて、要素の蓄積を日々行ってきたら、ピースを組み立てる練習です。
これは、何度もやるしかないと思っています。日々いろいろなことを自分の頭で考えていって、課題があればそれを解決する方法を、自分の蓄積されたピースを使って組み立てていくのです。そうすることで、課題を解決するためにどんなパズルを組み立てればよいのか、どこにどんなピースがあったかということを思い出すことができます。
日々要素の蓄積をしていけば、同じように要素を蓄積してきた人と雑談をすることで、アイデアが泉のように湧き出して止まらないという経験をすることもできます。
蓄積した要素の掛け算ですので、10のピースを持っている人同士の雑談より、20のピースを持つ人同士の雑談は4倍のアイデアを生み出します。50のピースを持つ人同士では25倍もアイデアが思い浮かぶわけです。
どんなにすごい人と会っても、自分自身のピースが少なければアイデアは浮かびません。みんなと同じようなピースしか持っていなければその価値は極めて低くなります。
逆に、世界に一つしかない変わったピースを持っていれば、個人がアップルやグーグルと組んで事業を行うということも可能なのです。世界に一つだけしかない変わったピースは一見使いにくくて、一般的には馬鹿にされるかもしれませんが、せっかくのピースを使いやすい形に合わせるよりは、より変わったピースへと進化させることお勧めします。
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先着じゃなくて、面白そうなものとか、僕が価値を出せそうなものを選んでやります。どんな事業をやっているのか書いていただけるとありがたいです。もし、僕自身が納得いく価値が出せなかったと思った場合や、相談したけどイマイチだったなと思われた場合は、料金は要りません。