「仕事は何か?」と聞かれたら『アーティスト』と答えることにしよう

一番答えるのが難しくて、けっこうよく聞かれる質問。

僕は『生きること自体が仕事であり、遊びである』と考えています。

起業家とか、ノマドワーカーとか感性の敏感な人たちなら解ってもらえると思うのですが、一般企業に就職している会社員の方に説明してもわかりにくいと思う。

一般的には「仕事=時間を使っていることであり、お金を稼いでいるもの」

という概念だと思いますが、僕は、お金を稼いでいることが時間を使っていることとは一致しません。お金を稼いでいること(ライフワーク)は不動産賃貸業ですが、特に時間を使っていません。物件の購入の判断や融資の交渉などを行いますが、従業員もいるため、最近では決済にもほとんどいきません。経営会議のようなものは週一回行っていますが。

 

では、何に時間を使っているか(ライフワーク)というと、

事業の相談にのったり、やってみたいことを経験したり、本を読んだり、興味のあるテーマとしては起業家の支援や、アーティストの支援など。

あと、メロンパンアイスやクラウドファンディング、コワーキングスペースなど事業をいくつか経営してはいますが、これが仕事かというと給料はほぼ発生していない。講演は、講師料をもらうケースが多いですがそんなに多いものではない。

本を読んだり、いろんな経験をしたり、そんなの仕事と言えるのかと思われるかもしれませんが、いろいろなところに蒔いた種が、いつ何と結びついて開花するかわからないのです。

旅をして、見ていたことが新しい事業を立ち上げる時に使えたり。ライフワークの部分は基本的に好きな事をやっているという感じです。

こんな長い説明をしても、結局お仕事はなんですか?となってしまうこともある。

だからこれからは ”アーティストです” と答えてみようと思う。

余計ややこしくなりそうだけど。好きなことで自分を表現するのがアーティストかと思います。今後は、好きなことをして生きていくことが当たり前の時代になるのかなと考えています。

AIが発達すると、今の生産を半分くらいの人で行えるようになるかもしません。仕事が無くなると悲観する声もありますが、同じ生産力を少ない労力で賄うことができるということです。半分の人は好きなことをして遊んでいても、同じだけの生産物が生み出されるわけです。そうすると、遊ぶことが仕事のような世の中になってくると考えています。

好きなことをして遊ぶように仕事をする。

仕事=遊び 遊び=仕事

という感じで生きていけば、本当に幸せです。

好きなことをしているので、意図せずに生産性も高まったりします。そんな生き方、働き方って、アーティストなんじゃないかと思う。自分をどんな風に表現するのか、それが絵であったり、音楽であったりするとアーティストだと言われるけど、生き方、働き方として表現してもアーティストと言えないかな。

中国の老子はこんな風に言っています。

写真 ウィキペディアより

〜生きることの達人は、仕事と遊び、労働と余暇の区別をつけない。何をやるにしろ、その道で卓越していることを目指す。仕事か遊びかは周りが決めてくれる。当人にとっては、常に仕事であり遊びでもあるのだ〜

 

 

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