他業界の常識 は 業界の非常識 〜ネットで日本一ダンボールを売る男〜

本日は能美市倫理法人会の経営者モーニングセミナー。

出張が多くて参加できない日も多いのですが、僕は副会長という役職をいただいております。倫理法人会は9月が年度のスタートで今日は今年度最後のモーニングセミナー。

最後の講話にふさわしい方にお越しいただきました。

インターネットでダンボールを日本一販売している、株式会社ダンボール・ワンの辻俊宏社長。そんな会社が石川県の七尾市にあります。経歴がものすごくおもしろい。17歳の時には、ネットゲームにはまって廃人のような生活をしていたけどそのゲームで日本一になり世界大会に出場。19歳の時には、ネット通販の会社を立ち上げ苦労したけど売却。今の会社には22歳でハローワークを通じて入社。3社中2社落ちたそうです。

社員8名で平均年齢55歳の会社に入社し、ネット販売を担当するが半年間で受注1件、売上は7000円。そこからハードワークで日中は営業に出かけ、他の社員さんが帰ってからネット通販のシステムを構築していったとのこと。2016年に社長就任、2017円にMBOで会社の株を取得、2018年にオーダーボックスドットコムを買収。今は従業員数110名、平均年齢29歳。すごい勢いで売上を伸ばし続けています。

ダンボールは商品としての差別化が難しい。そこで、1箱からの小ロット、当日出荷のスピード対応、広告入りダンボールなどのオリジナル商品企画などで販売方法に強みを作られました。しかし、どれも他の業界ではやっていることです。他業界の仕組みを自分の業界に持ち込むことで強みを抱いています。

よく、うちの会社は特殊だと言って何もしない経営者がいますが、特殊でない業界などありません。業界歴の長い人たちが無理だろうということにこそ勝機があるのだと思います。

でも、辻社長もおっしゃっていましたが、うまくいく取り組みは10のうち1つくらい。だからこそ挑戦し続けることが必要なのだと思います。

 

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