ホテル等の建築計画のお知らせ?ずっと使われていない空き家を民泊へ
東茶屋街や主計町にも歩いていける小橋町の浅野川沿いの空き家を購入して民泊用に改装しました。リノベーションはDesign studio Sさん。
一番のポイントはベランダの景色。ダイニングテーブル越しに、浅野川、紅葉の木、ベランダ、日本画的なレイヤー構造の景色が楽しめます。
このレイヤー構造の景色は日本人らしい感覚だと、チームラボの猪子さんが「マリオはなぜ世界でヒットしたのか 日本的空間認識とクリエイティビティの関係性」というのをTEDで語っていました。
不動産投資において、僕が一番やりがいを感じるのは、使われなくなった物件をリノベーションしたり、新しい使い方で蘇らせるということです。
便利な場所にあるけど、ずっと使われていない空き家を民泊運用するというのは、新しい価値を吹き込む面白いものだと思っています。使われていない家というのは痛みも激しくなりますし、景観も悪く、犯罪も起こりやすくなり、倒壊の危険などもあります。
一方で外国人旅行客は日本全体でも増えてきて、金沢にもたくさんの外国人が訪れています。外国人旅行客のニーズとして日本の日常を体験したいと思っている人は多くいます。そういった人たちはホテルよりも、街中の普通の家に泊まってみたいと思っています。空き家を民泊で運営するということは、課題を価値に転換できるものだと思います。
僕は、1年ほど前にモンゴルを訪れましたが、モンゴルに行ってホテルで泊まることよりも、草原を馬で駆けて、ゲルに泊まるという体験をしたいです。旅行者はその地でしかできない経験、体験を求めています。
僕は2015年に民泊に参入しました。その時は民泊という言葉はなくて「エアビ」とよんでいたのですが、金沢における「Air bnb」の過半数のシェアをとっていました。その後、グレイゾーンということになり一旦全て閉鎖して、今は宿泊業の許可(いわゆる民泊新法ではない)をとって運営しています。
外国人旅行客はマナーが悪いという報道をよく目にしますが、実際に民泊を運営すると、相互評価ですので、きちんとルールを知らせれば守ってくれます。基本的に文化や生活習慣の違いからくるものがほとんどなので、どういったことがトラブルになりやすいかという経験を蓄積していけば、説明などを事前にすることで防げます。
トラブルを招かないためにも、旅行客の満足度を高めるためにも、民泊の運営を専門で行っている業者に任せるのがいいかと思っています。僕は「こみんぐる」さんに民泊運営代行を頼んでいます。物件の特徴を活かしたコンセプトを作ってくます。
9月22日に不動産物件見学ツアーを行いますが、そのツアーの中で今回の物件も見に行きたいと思います。詳細は下記より↓
9月22日 玉崎孝幸氏と行く、河上伸之輔所有物件見学ツアー