企業の採用方法が大きく変化 8割の学生がインターンシップを経験
僕は教育学部出身で、周りが教師になる人ばっかりだったので就職活動をどうしたらいいのかわからずに大学4年生の夏まで部活をしていました。
それから慌てて就職活動をして証券会社に就職したのですが、その時にインターンシップというものがあるということを知りました。当時は意識の高い学生が行くものなんだなぁという印象でした。
最近、大学の授業を持たせていただいたりして学生と触れ合う機会が多いのですが、なんと8割の学生がインターンシップを経験するそうです。
学生の頃は、どんな仕事があるのかよく解らずに就職活動します。そうして就職した会社で働いても、何か違うなと感じ離職してしまうというのは、お互いに時間とコストがもったいないことです。学生と企業が、結婚より前に軽くデートしたり付き合ってみるようなインターンシップというのは大変良い制度だなと思います。
金沢でも幾つかの会社がインターンシップや採用の支援を行っていますが、就職支援の会社を行っている友人がインターンシップの専門サイト「JOBログ」を立ち上げ運営しています。
その運営をしている求人専門会社 株式会社エイトブレスユーに於いて僕は9月1日、本日付けで顧問に就任することになりました。
なんとすでに学生の登録は2000人、企業の登録は80社を超えています。
学生側からすると、一人が複数の会社のインターンシップに申し込みをするので、企業の登録数が圧倒的に足りないということです。
一方で僕の経営者の友人はどこも、採用するのに苦労しています。特に、地元の企業はなかなか学生が集まらないという状況です。
JOBログは地元の企業の採用の力になりたいということで、石川・富山・福井の北陸3県に本社を置く会社のみ掲載できるという条件になっています。
僕が就職活動をしていた当時は、ネットでエントリーをして、書類選考に合格したら面接が何回かあるというもので、多い人だと100社を超えるエントリーをするようでした。
今の学生は複数の企業にインターンに行き、その中で興味のあるところに絞ってエントリーをするという流れに変わってきているようです。ということは企業は、学生にインターンシップに来て貰わなければ求人を出していてもエントリーさえしてもらえないということです。
企業はどれだけインターンで学生に来てもらえるか、そこで自社の仕事に興味を持ってもらえるかということが採用の成否を分けることになると思います。
僕の顧問としての役割は、学生を採用したい企業に対してインターンシップのことや、JOBログを紹介すること、インターンシップのアイデアを出すこと、登録している学生に働くということについて話をすること、という感じです。
学生たちが自分の能力を発揮でき、やりたい仕事ができる、そんな社会を創るお手伝いができればと思っております。
インターンシップに興味のある企業や学生がいらっしゃれば、僕かJOBログにお問い合わせください。