ビジネスとアートの関係
最近、書店のビジネス書のコーナーに「アート」に関する書籍が増えているように感じます。
その先駆けとなったのは『世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?経営における「アート」と「サイエンス」』であったかと思います。
経営において、論理よりも感性が重要になってくることが極めて論理的に述べられています。
消費者のニーズが多様化していき、これまでのように万人に受ける最大公約数を狙うような商品やサービスの価値が低くなってしまいました。むしろ、消費者もまだ気づいていない潜在的なニーズを喚起するようなものが必要となってきました。
そのためには、ビジネスマンにもアートや感性が必要となってきたのです。
名前は似ているのですが少し切り口を変えた本が出ていました。
『なぜ、世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか?』
アートが重要になってくるという説明は、前述の「〜なぜ美意識を鍛えるのか」が、より詳しく記載されていますが「〜なぜ美術館に行くのか」に関しては感性を磨くためのアートの鑑賞の方法が記載されていました。
巻頭にカラーでいくつかの絵が掲載されていますが、これを見てどう感じるか。
言われて見ると、一つのアート作品から大変たくさんのことが読み取れます。