「他者に貢献する方が幸せになれる」ということはわかる人には当たり前すぎることだが、わからない人に伝えるのは難しい

幸福学の第一人者である前野隆司先生とお話をする機会をいただき、いろいろな意見交換を行いました。
僕自身は幸せに生きることが出来ているのですが、他の人がどうやったら幸せになれるのかということはわからないというか、幸せになるための考え方や行動は大昔からあらゆる言い伝えや、哲学書、名言、宗教書などにあるのに、なぜそうしないのかがわからない。

「幸せになるためには利他の心を持てば良い」ということは、それを実践している人にとっては当たり前すぎることだが、そんなことないよと思っている人に伝えるのは難しい。

でも、僕も若い頃を振り返ってみると、利己的であったことを思い出しました。僕は20代まではお金持ちになりたいとだけ考えていました。多分、お金持ちになると幸せだと考えていたのだと思います。

そんな僕の考えを変えるきっかけとなったのが、ロータリークラブの若手団体であるローターアクトクラブへの入会でした。当時、僕は証券会社に勤めていて、入会の目的はロータリークラブの社長さん達を顧客化しようという、極めて打算的利己的な動機でした。しっかりやっているアピールをするために、福祉施設でのボランティア活動や、清掃活動などを行なっていました。

僕の所属していた金沢東ローターアクトクラブには15名くらいの仲間がいました。僕のその頃の指標は年収がどれだけということでしたが、同世代の友達より稼いでいるから僕の方が優秀だと考えていたのです。恥ずかしいけど本当にそう思っていました。同世代の仲間の多くは何の打算もなく活動をしていることが不思議でした。損得で生きていた僕にとっては報酬が支払われないボランティア活動は損な活動でした。

でも、障害者福祉施設でお世話をしていた時に、本当はしょうもないと思ってやっていた出し物なんかを、ものすごく喜んでもらえたという経験がありました。反応が正直なので、喜び方が大げさ過ぎるだろうと思っていたけど、実はけっこう嬉しかった。そこから、少しだけ「人に喜んでもらえることの喜び」というものについて感じられるようになりました。

その後、マズローの書籍を読んで、自分の感情は成長の証なんだということも納得できました。それからはローターアクトの活動はかなり本気でやり、金沢東ローターアクトクラブの会長、石川県・富山県の地区代表という役もつとめることになりました。

この時の体験が30歳で起業をしようとした時の信念にも繋がっていますし、今すごく幸せに生きることができている礎であるかと思います。

ということで、幸せになりたかったら、嘘でもいいから騙されたと思って見返りを求めないボランディア活動をしてみるといいよ。

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