ホームレス高校教師
友人のよしかわけいすけ君が、なんと本を出版しました!僕より一回り若い。すごい。
僕は本を書きたいなと思って実際に出版できるまでは3年くらいかかったけど。
『高校教師、住まいを捨てる。』
実は僕は覚えていないだけど、よしかわ君とかっちゃん寿司を食べながら話をしていた時に、僕が「ブログを書いたら?」と勧めたことがあったようです。そこからブログを始めたり、講演などの活動をしたりしていく中で出版社の目にとまったとのこと。
いろんな人に”情報を発信することが大事だよ”という話をしているけど、行動する人は10人に1人くらいかな。
よしかわ君はモノを捨てていって、所有物はバックパック1つ。さらには家まで手放してゲストハウス生活。身軽になることによって、いろいろなイベントに参加したり、ゲストハウスで人と出会い、多くの経験をしています。
よしかわ君は世間的な常識にとらわれずに「自分がどう生きたいのか」ということを考えて行動しています。ゲストハウス生活をしているのも、人と出会うことに価値があり、その経験が自分の幅を広げ、生徒にも良い影響があるだろう。また英語教師なのでゲストハウスで外国人と話すことで英語力が磨かれていきます。
さらに戦略的でもあって、ただのミニマリストならこれほど早い出版には至っていないでしょうが、世間的に堅いイメージがある先生なのに、ゲストハウス生活をしている。複業もしている。というギャップを生み出していて、そこに価値があることもわかっています。
肩書きは「ミニマリスト英語教師」僕が考えた「ホームレス高校教師」は学校にとってもイメージダウンになってしまうし、親御さんにも心配をかけるので、却下となりました。
ギャップは自ら作り出すことができます。自分は教師だからそんなことできない、公務員だからそんなことできない、などと思わずに、いやむしろそう思った時にはギャップを生み出すことができるチャンスだと思ってください。
これからの時代は組織というものの垣根はなくなっていきます。
これまでこの垣根に守られていた人は不安でしょうが。この垣根が邪魔だと思っていた人にはチャンスです。そこから飛び出そうとした時に、垣根の中にいる人には批判されるでしょうが、そんなものは靴の中に入った砂みたいなもの、気になるなら払えばいいし、気にならないならそのまま進みましょう。どうせまた入るし。
よしかわ君みたいな先生に出会える生徒は幸せやね。人との出会いは人生を変えますが、学生時代に会う大人は親か先生くらい。どんな先生に出会うかは子供達の人生に関わってきます。学校の先生方は、忙しいとは思うけど、日々の生活に追われることなく、ぜひ自分自身のやりたいことをやって自分の幅を広げてほしいと思います。