学生に100万円出資してほしいと言われたけど断った
金がなければ知恵を出せ
昨日は、僕の母校である滋賀大学教育学部から起業したいという学生が不動産投資仲間の波乗りニーノさんに連れられて金沢に来てくれました。シェアハウスを運営したいそうです。
教育学部なので起業するという選択をする学生は少ないし、金沢までわざわざ来た行動力はなかなかです。最後、100万円出資してくださいというので、駅までの車の中で10分間だけ話しを聞くことにしました。コンセプトとしては国際交流のできるシェアハウス。
結論としては、出資はしない。そもそもシェアハウスを作るのにそんなにお金はいらないでしょと思います。家具を揃えるのに30万円くらいとか言ってたけど、そんなのいらない家具を募集したら集まると思う。クラウドファンディングもするというので、本気でやったら必要なお金集められるでしょう。これからの事業はみんなの共感が得られるかということが大事なので、一人の人から出資を集めるよりクラウドファンディングとかで資金を集める方が、スタートもしやすいです。
たまに学生からこんな感じの起業をしたいという話がありますが、学生が起業をする場合には学生の強みを発揮できるところで勝負をするのが王道です。学生だとお金も経験もないのですが、学生にあるもの熱意とか行動力とか、ここがないとそもそも始まらないです。
他にも学生だからこそ有利なビジネスがあります。人材派遣、家庭教師などの学生を派遣するビジネス。もしくは採用サービスなど学生を集めることに強みを出したもの。人手がいなくて困っている、人さえ集められれば仕事はいくらでもあるという業界はあるので、人を集められるということはそれだけでビジネスになります。
もう一つは学生がお客さんとなるビジネスやそういったところに送客するというビジネス。例えば僕は大家業をしていますが、空いている物件に入居者さんを紹介してくれる学生がいたら家賃の1ヶ月から2ヶ月分くらいは紹介料として支払います。学生が行きたがる居酒屋とか遊び場に送客するなどもいいかもしれません。 学生時代は挑戦することをお勧めします。日本にいて失敗したところで餓死することもないし、どん底だと思ってもいつでもやり直しができます。成功したらラッキー、失敗したとしても自分の実力が上がっていればオッケー。また挑戦すればいいのです。