大失敗できるなら大したもの
僕は起業の相談などに乗る時に常々、挑戦した方がいいよという話をしているのですが、「失敗したらどうしよう」「取り返しのつかないことになったらどうしよう」と心配する人が多くいます。
もしあなたがこんな風に迷っているのなら、一つお伝えしておくと、あなたができる失敗くらい大した失敗ではありません。失敗しても取り返しがつきます。新規事業をやりたいと言って銀行が貸してくれるお金は数千万円くらいでしょうし。いきなり数億円貸してくれるようならそれはすごいことです。
大きな挑戦をして失敗をしたなら、たとえ失敗しても実は評価は下がりません。例えば電気自動車のテスラは赤字が続いていますが、これでイーロン・マスクの評価が下がることはありませんし、仮に倒産したとしても挑戦は賞賛されるだろうと思います。社会に与えた価値は高いですし、もし彼が今後新しいビジネスをやろうというときはもっと大きな資金調達が可能でしょう。
事業で失敗したところで取り返しのつかない失敗なんてありませんので、失敗したらどうしようなんて考えなくていいです。
でも、失敗した時に本当に怖れていることは実は失敗して路頭に迷うということではないんですね。それは失敗したら恥ずかしいという思いです。もっと言えば失敗したら自分の能力が否定されるのではないか、自分が無価値なのではないかと思ってしまうことなんです。だから、自分はやればできるこだと思いながら一生、挑戦せずに人生を終えてしまう人が多くいます。
挑戦することは素晴らしいことです、もし挑戦したのならそれだけで自分を褒めてあげてほしいと思います。そして誰かが挑戦をしてうまくいったらその恩恵はみんなが受けることができますので、挑戦する人は応援した方がいいです。