新規事業を考える時のコツ

今日はすでに事業をやっている人が新しく事業を始めるとかいった時に参考になる話をしたいと思います。事業の成長が伸び悩んでいたり、何か新しいことをやってみたいなと思う人はけっこう多くて、そういった相談にのることがよくあります。今日もちょうどそういう相談になったのでアドバイスしたことを皆さんにも解説しておこうと思います。

まずは既存の事業がある場合、今やっている事業とまったく関係のないものを、まったく新しい売り方で販売するというのは、本当にゼロから作るということでうまくいく可能性は高くありませんし、何より自分の強み、自社の強みを活かせていないからもったいない。建設業者さんがいきなり飲食店を開業するとかはこれにあたります。たまたまうまくいくこともありますが、そんなに甘いものではないということは想像がつくかと思います。

すでに事業を行なっているということは扱っている商品やサービス、そして既存のお客さんや販路があるわけです。これは重要な資産になってきます。この資産を活用して、新規事業を進めていくという考え方をすると失敗の可能性を軽減することができます。

今持っている商品やサービスを別の販路で売ってみよう、もしくは今持っている販路で別の商品やサービスを売ってみようということです。例えば、食品の卸をしているところが小売をスタートするとか、生命保険を販売していたところに金融商品を販売しようとか、もしくは営業マンが売っていたけどネットで売れないかとか。

このように、バスケットでいうところのピボットをしていき、軸足は固定したまま新しく軸足を置けるところを探っていくという方法がとれれば、リスクの少ない新規事業が作れる可能性があります。

商品やサービス、販路だけでなくすでに自社が持っている資源を活用してそれを活かしながらピボットしていくというやり方は他にもいろいろなやり方がありますのでぜひ考えてみてください。

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